大人のワクチン、ちゃんと打てていますか?帯状疱疹・インフルエンザ・肺炎球菌…健康意識の高い方が知っておきたい予防接種ガイド

2026-06-15

「ワクチンって、子どものころに打つものでしょ?」——そう思っていませんか?
実は、大人になってこそ接種を見直すべきワクチンが複数あります。帯状疱疹・インフルエンザ・肺炎球菌など、予防できる病気を「知らなかった」で損しないために。この記事では、健康意識の高い方に向けて大人のワクチン事情をわかりやすく解説します。

1. 「打ったことがない」は意外と多い——大人のワクチン事情

「インフルエンザの予防接種は毎年打っている」という方は多くても、それ以外のワクチンとなると「よくわからないまま放置している」という方がほとんどではないでしょうか。

子どものころに受けた定期接種の免疫は、年齢とともに徐々に低下していきます。また、大人になってからリスクが高まる病気に対して有効なワクチンも、近年続々と整備されています。

健康に気をつかっている方ほど、食事・運動・睡眠と並んで「ワクチンによる予防」を選択肢に加えることで、より能動的に自分の体を守ることができます。

まずは「自分がどのワクチンを打てていないか」を把握することが第一歩です。

あなたはいくつ当てはまりますか?

  • 帯状疱疹ワクチンを打ったことがない
  • インフルエンザワクチンを毎年打っていない
  • 肺炎で入院するリスクを考えたことがない
  • 子どものころのワクチンが今も効いているか不安
  • 麻疹・風疹(はしか・風疹)の抗体があるか確認したことがない
  • 健康診断は受けているが、予防接種は後回しにしている

1つでも当てはまった方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

2. なぜ大人もワクチンが必要なの?3つの理由

① 子どものころの免疫は”消える”

幼いころに接種したワクチンの効果は、一生続くわけではありません。麻疹・風疹・水痘(水ぼうそう)など多くのワクチンは、時間の経過とともに抗体価が低下します。特定の感染症に対して「昔打ったから大丈夫」は、必ずしも正しくありません。

② 大人になるほどリスクが上がる病気がある

帯状疱疹は、50代以降から発症リスクが急激に高まります。また、肺炎球菌による肺炎は、高齢になるほど重症化しやすく、インフルエンザとの合併で命にかかわるケースもあります。これらは若いうちから予防の意識を持つことが大切です。

③ 自分だけでなく、まわりも守れる

ワクチン接種は自分の感染を防ぐだけでなく、免疫が弱い高齢の家族や乳幼児への感染拡大を防ぐ効果もあります。「自分は元気だから大丈夫」ではなく、周囲への影響も考えた選択が、真の健康意識といえます。

3. 大人が特に気をつけたいワクチン4選

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
特に50代以降の方に強くおすすめ
50代〜 2回接種 予防効果 約97%

帯状疱疹は、子どものころにかかった水痘(水ぼうそう)のウイルスが体内に潜伏し、免疫が下がったタイミングで再び活性化することで起こります。強い痛みをともなう発疹が特徴で、神経に沿って広がる「帯状疱疹後神経痛」は、治療後も数ヶ月から数年にわたって続くことがあります。

不活化ワクチン「シングリックス」は、発症予防効果が非常に高く、2〜6ヶ月の間隔を空けて2回接種します。自費診療ですが、一生のうちに帯状疱疹が起こる確率は約3人に1人といわれており、早めの接種が重要です。

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インフルエンザワクチン
毎年秋〜冬に接種するもの
全年代 毎年1回 10〜11月が接種目安

「インフルエンザは寝ていれば治る」と軽く考えていませんか?成人でも高熱・全身倦怠感が数日間続き、仕事への影響は大きく、合併症として肺炎・脳炎のリスクもあります。

毎年流行するウイルスの型が変わるため、接種は毎年必要です。効果が出るまで2週間ほどかかるため、流行が始まる前の接種がベストです。

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肺炎球菌ワクチン
肺炎・中耳炎・敗血症などを予防
65歳〜(高リスク層は早めに) 種類によって接種間隔が異なる

肺炎球菌は細菌性肺炎の主な原因菌で、インフルエンザにかかったあとに二次感染として重症肺炎を引き起こすこともあります。高齢者の死亡原因の上位に肺炎が挙げられることからも、早めの予防が大切です。

当クリニックではニューモバックス(5年ごとに接種)とプレベナー(1回接種)の2種類を取り扱っています。どちらを選ぶかは、医師と相談のうえで決定できます。

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麻疹・風疹(MRワクチン)
抗体があるか確認したことはありますか?
30〜50代は特に要注意 抗体検査で確認も可能

30〜50代の一部の世代は、定期接種の機会が限られており、抗体が不十分なまま大人になっているケースがあります。麻疹(はしか)は非常に感染力が強く、大人がかかると重症化しやすい病気です。

「自分が抗体を持っているかどうかわからない」という方は、まず抗体検査を受けることから始められます。当クリニックでは抗体検査も対応しています。

4. 年代別・接種を検討したいワクチン一覧

年代 特に検討したいワクチン ポイント
20〜30代 風疹・麻疹(MR)、B型肝炎、破傷風 抗体確認&不足分の補充を。妊娠を考える方は特に風疹を
40〜50代 帯状疱疹、インフルエンザ、麻疹・風疹 帯状疱疹は50代から急増。早めの接種が有効
60代〜 帯状疱疹、インフルエンザ、肺炎球菌 重症化リスクの高い疾患を網羅的にカバーする
全年代共通 インフルエンザ(毎年)、破傷風(10年ごと) 定期的なメンテナンスとして習慣化を

※接種の適否は個人の健康状態・既往歴によって異なります。受診時に医師にご相談ください。

5. よくある疑問・Q&A

自費のワクチンは高いのでは?
一部のワクチン(帯状疱疹など)は費用がかかりますが、発症した際の治療費・仕事の休業損失・長引く後遺症のリスクと比較すると、予防への投資は十分に合理的な選択です。「体に投資する」という考え方で、多くの方が取り入れています。
複数のワクチンを同時に打てますか?
ワクチンの種類によっては同時接種が可能なものもあります。ただし、接種の組み合わせや間隔には注意が必要なため、受診時に医師にご相談ください。
副反応が心配です
接種部位の腫れ・発赤や、一時的な倦怠感・発熱などが起こることがあります。多くは数日以内に治まりますが、気になる症状が続く場合はお早めにご連絡ください。接種後は院内で少し様子を見てからお帰りいただくことをお勧めしています。
風邪気味のときでも接種できますか?
発熱や体調不良がある場合は接種を控えていただく必要があります。体調が回復してから改めてご予約ください。軽い鼻水程度であれば接種できる場合もありますので、まずはご相談ください。
どのワクチンを打てばいいかわからない
受診時に年齢・生活環境・既往歴などをお聞きしたうえで、医師がご提案します。「何を打てばよいか整理したい」という相談だけでもお気軽にご予約ください。

6. パレ水天宮前で受けられる予防接種メニュー

当クリニックでは、以下の予防接種を取り扱っています。ワクチンによっては流通量が限られているため、事前のご予約が必要です。

取り扱いワクチン一覧
インフルエンザ / 肺炎球菌(ニューモバックス・プレベナー)/ 帯状疱疹(シングリックス)/ 麻疹・風疹(MRワクチン)/ 水痘(水ぼうそう)/ A型・B型肝炎 / 破傷風 / 日本脳炎 / ムンプス(おたふく)など

また、「抗体があるか確かめてから接種したい」という方のために、抗体検査にも対応しています(風疹・麻疹・水痘・B型肝炎など)。

ご注意:ワクチンの在庫状況によっては、ご希望の接種日にご対応できない場合があります。接種をご検討の方は、お早めにご予約・お問い合わせください。

水天宮前駅徒歩1分・人形町駅も徒歩圏内と、仕事帰りや昼休みを活用して受けやすい立地です。保険診療との同日受診も可能ですので、「久しぶりに体を診てもらいつつ、ワクチンも相談したい」という使い方も歓迎しています。

7. まとめ:予防は、最もコストパフォーマンスの高い健康投資

健康への関心が高い方ほど、「食事・運動・睡眠」を意識されていると思います。そこに「予防接種」を加えることで、防げる病気のリスクをさらに下げることができます。

発症してから治療するよりも、かかる前に予防する——それが、体にとっても、お財布にとっても、まわりの大切な人にとっても、合理的な選択です。

この記事のまとめ

  • 大人になってこそ見直すべきワクチンが複数ある
  • 子どもの頃の免疫は時間とともに低下するため、再接種が必要な場合も
  • 帯状疱疹・インフルエンザ・肺炎球菌は特に大人のリスクが高い
  • 自費ワクチンは、発症した際のコスト・リスクと比べると合理的な予防投資
  • パレ水天宮前では抗体検査から接種まで、医師に相談しながら進められる

「何を打てばいいかわからない」という状態から始めても大丈夫です。まずは一度、ご相談ください。

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この記事は医療情報の提供を目的としており、特定の診断・治療を推奨するものではありません。接種の適否や詳細については医師にご相談ください。